9月の自民党総裁選で、石原派は25日夜、東京都内で幹部会を開き、対応を会長の
石原伸晃環境相に一任することを決めた。石原氏は27日に安倍晋三首相の再選支
持を表明する。これまで石原派と岸田派が態度を表明していなかったが、岸田派も2
7日に安倍氏支持を決める見通しだ。石原氏は2008年と12年の総裁選に立候補。
第2次安倍内閣で入閣したが、14年9月の内閣改造で退任した。

 

現在、石原派からは閣僚や党役員に1人も起用されておらず、完全に干されている状
況である。ただ、そのような状況を作ったのは、領袖である石原氏が原因なのではな
いか。自民党の野党時代、幹事長として谷垣氏を支える立場にありながら、寝首を掻
こうとした。さらに環境相の時には舌禍を引き起こし、被災地の反感を買った。もと
もと小派閥なのだから、独自色を出そうにも限界はあるだろう。何処かの派閥と合併
するなり、数の力で対抗するしかないのではないか。