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情報の本質とは何なのか。
報道とは常にフィルターがかかった状態で行われており、むしろ活字や言葉に
ならない情報こそが本質であったりする。何らかのイデオロギーや主義主張に
染まった情報は正に有害そのものである。事の本質を見誤っている可能性が非
常に高いからだ。

公共放送のＮＨＫとて公正な報道・番組作りをしているかと言えば決してそん
なことはない。作り手がそこに介在する以上は、フィルターがかかるのは止む
を得ないのだが、そこで本質を見極める必要性が生じてくる。ある一方の主張
だけを聞く裁判が基本的には無いように、音声にならない部分にも注意を払う
べきなのである。あの「プロジェクトＸ」も穿った見方をすれば、企業の広報番組みたいなもの
であろう。現場はそんなことを思っていなくても、結果的にプロジェクトＸ展
なるもので番組で取りあげた企業から協賛金を巻き上げ、制作費を回収したの
ではないか。まったくもって笑うに笑えない話である。