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ニッポン放送をめぐるライブドアとフジテレビの対立は、しばらく続くこと
であろうが、Ｍ＆Ａ関係だけに経済や金融の専門的な単語が飛び交うわけだ。
新聞であれば、解説欄でも設ければ読者に対して一応の体裁を整えることは
出来るが、テレビの方は本当にひどい有様だ。

ジャーナリストや学者を呼び、今回のライブドアの株式取得方法が時間外で
あるとかＣＢを発行したことによる本業への影響であったりと、解説させる
のは良い。だが、キャスターやタレント陣が聞きかじった程度の知識しかな
いため、最終的にはかなり適当なことを視聴者に伝えてしまっている。昨日放送された日本テレビ系の「きょうの出来事」で堀江社長が生出演し、
キャスターと「激論」したことになっているが、番組自体がクズみたいな
状態で成り立ってはいなかった。話題のニュースであるから、取り上げざる
を得ないのはわかる。だが、国民の公器であると大層なことをぬかすからに
は、きちんとした報道をしてみろと言いたい。特にワイドショーでは扱うような話題ではなかろう。「韓流」の情報でもせ
っせこと提供している方が身の丈にあっている。