民主党が相変わらずな行動に出た。
自らを「野党」と呼ぶことを止め「政権準備政党」という言葉を定着させた
いと岡田代表が22日の会見で語ったようだ。最大の突っ込みどころは言葉
そのものが長い。しかも省略のしようがない単語で構成されており、民主党
所属の議員も使いにくくて仕方ないだろう。

 

こんな形式的なことにこだわっているようでは、と思われても仕方のない低
レベルな話である。マスコミも今までどおり「野党」で通すであろうし、
「与党」自民党公明党も気にかけもしない話題だろう。過去の遺物である
社民党」や「共産党」こそが「野党」であり、自分達は同類ではないとア
ピールしたいのが明らかだ。

 

確かに社会党が最大野党であった時代は、「何でも反対党」で、野党という
言葉がそれらを連想させるため、「政権準備政党」なる珍妙な文字列を出し
てきたのであろう。だが、如何せん長すぎる。民主党が真に政権党たりえる
のなら、まずは「野党」の持つ言葉のイメージを払拭してみせてはどうだろ
うか。言葉遊びをしている暇があったら、是非そうしてもらいたい。