待ちに待った法案が成立しそうだ。しょせんベタ記事程度の扱いであるが・・・
昭和天皇の誕生日に当たる4月29日の「みどりの日」を2007年から「昭和
の日」に改める祝日法改正案は5日午後の衆院本会議で、与党と民主党の賛成多
数で可決された。参院での審議を経て今国会中に成立の見込みで、「みどりの日
は現在、「国民の休日」と呼んでいる5月4日となるのだ。

 

昭和天皇の在位された「昭和」という時代は良くも悪くも、我が国だけでなく他
国に多大な影響を与えた。その「昭和」も「平成」に移り、4月29日が何故祝日
であるのかを風化させないためにも、何の日か想像しにくい「みどりの日」では
なく「昭和の日」と改めることはごく自然な成り行きではないか。ゴールデンウ
ィークを構成するための5月4日の「国民の休日」という謎の日が「みどりの日
となる分も分かりやすい。

 

「昭和」という時代、特に天皇制を否定する勢力は苦虫を噛み潰していることで
あろうが、激動の時代を忘れない日とでも位置付けて受け入れてもらいたいもの
だ。近隣諸国と歴史認識で揉めているからと言って、これが軍国主義・超国家主
義への回帰だとは誰も思うまい。少なくとも良識ある日本人であるなら。