一連の教科書問題で、韓国・中国は過去を美化し歴史を改竄する行為として我
が国の、というか扶桑社版の歴史教科書を批判しているわけだが、内政干渉
あると突っぱねて終わる相手でもないのが厄介だ。小泉首相の口からは「冷静
に」としか出てこないが、それはそれで正解だろう。言葉尻を捉えてマッチポ
ンプの役割を果たすメディアの目が光っているのだ。

 

内政干渉を繰り返す両国は、果たして過去をきちんと伝えているのだろうか。
韓国はかつて米国の要請で韓国軍をベトナムに派兵し、数々の「蛮行」を犯し
虐殺を行ったとさえ報道されている。これは韓国にとって影の歴史であり、当
然過去を強調するからには自国の国定教科書に詳細に記載してると思いきや、
共産主義の侵略を受けていたベトナムを支援するために韓国軍を派兵した(
1965年)」の一文のみである。

 

派兵した事実のみを書いたことが、正しく過去を伝えることなのだろうか。我
が国の英霊を愚弄する姿勢は自国民には適用されないらしい。この二重基準
納得いくまで説明した上で、他国を批判して欲しいものだ。まぁ批判する言わ
れはないのは言うまでもないのだが・・・