中国・韓国の反日ぶりに、最も注目すべき北朝鮮の存在をすっかり忘れた感の
あるメディアであるが、その北朝鮮もかつては嫌がらせにシルクワームを日本
海にぶっぱなしたりしたものの、最近はだんまりを決め込んでいる。条件が整
えば六カ国協議の場にも復帰するとのことだが・・・

 

この静けさが不気味であり、もう少しメディアにも突っ込んで欲しいポイント
なのではないか。改正油賠法はどれだけ効果があったのか、あれだけ盛り上が
った経済制裁のカードを切るのか切らないのか、北朝鮮関連の話題は埋没して
しまった感がある。国内の話題も郵政民営化が中心となり、だがこちらは何か
煮え切らない状態で、小泉首相自民党の構図でしか伝えられない状況だ。

 

3年前に拉致という前代未聞の国家ぐるみの犯罪が白日のものとなり、拉致被
害者と認定された方々、また拉致されたと思われる方々が「奪還」されると誰
もが期待した。その期待は見事に裏切られ、北朝鮮にも裏切られ続けてきた。
だからこそ追求すべきは追求する、その姿勢を続けて欲しいものだ。