中国で1919年に起きた反日愛国運動「五四運動」の記念日にあたる本日、
予期される反日デモを中国政府は徹底的に防ぐ姿勢を見せた。デモ参加の呼び
かけに利用されてきたネットのサイトの多くは、接続できない状態が続いてき
、上海では4月16日のデモで破壊行為をした若者らを逮捕し、容疑者の姿を
テレビで放送、デモの抑え込みを強めていた。

 

やれば出来るではないか、と言うよりは4月半ばのデモは好きなようにやらせ
たわけで、一党独裁国家の「ドラスティック」な対応をすればあっと言う間に
デモなど叩き潰せるのだ。そもそもデモが許可制である以上、自然発生的なデ
モは問答無用で文字通り「鎮圧」される。日本だけでなく他国の顰蹙も買った
反日デモの再現はなく、一安心といったことであろう。

 

何よりもネットの検閲すら出来る国家の異常性も、世界は十分に注目している
のだ。奇しくも昨日、3日は「世界の言論の自由の日」とされているが、そん
なことはお構いなしなのが、中国なのである。いやはや異常性ばかりが強調さ
れ、結構なことではないか。