イラクでまたしても邦人が拘束されたとの情報が飛び交った。だが、今回拘束
された斎藤昭彦さんは民間警備会社の「傭兵」であったようだ。常に危険と隣
合わせの職業である以上、やむをえないことでもある。無事に解放されるにこ
したことはないが、弟さんが報道陣に「本人が現場に行ったのは、危険は10
0も承知だったと思う」と話しており、以前の拘束事件とは根本から違う。

 

無意味にメディアが「自衛隊撤退」を焚きつけること無きよう、「政府は兄の
件でイラクでの政策を曲げないようお願いしたい」とも語ったようだ。とにか
く情報が全く無いまま、一部メディアは政府批判につなげようと「躍起」にな
るのは呆れてしまう。斎藤さんが「傭兵」であった以上、日本人であろうがな
かろうが武装勢力に襲われる危険性は大いにあるのだ。

 

武装勢力が何を要求してくるのか、今はひたすら待つしかない。情報が錯綜す
る中、「飛ばし」まくる日本の一部メディアは落ち着くが良い。