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政府は１７日、領有権をめぐり韓国と対立している竹島（韓国名・独島）に２
６人、中国などと争っている尖閣諸島（中国名・釣魚島）に１８人の日本国民
が本籍を置いていることを明らかにした。住民票に登録している人は「存在し
ない」としている。中国側が「島」ではなく「岩」だと主張している沖ノ鳥島
には１２２人が本籍を置いている。

これは民主党の岩國哲人衆院議員の質問主意書に対する答弁書で明らかになっ
たものであるが、ノンフィクション作家の上坂冬子氏が本籍を、ロシアが不法
占拠する国後に移した例があるように、形式的ではあるにせよ本籍を他国に不
法占拠された地に移すことで、自分だけの抗議活動になるわけだ。民主党島根
県連副代表浜口和久氏も２００４年に本籍を竹島に移す手続きをとっており、
地元から領土問題を提起する良い試みであった。一方では島唄５で書いたように、「いっそ（竹島を）譲ってしまったらと夢想
してしまう」連中が居るのもまた、事実である。夢想や妄想を全国に配達され
る新聞に書かれるだけでも良い迷惑であるのに、日韓の関係がいわゆる韓流ブ
ームとやらで盛り上がっていたようにミスリードをする。それに領土問題が絡
んでぶち壊しになったとでもしたいのだろうが、そうはさせない。