歴史教科書の問題に取り組んでいる琉球大学教育学部高嶋伸欣教授が3日、
愛媛県庁で会見し、県内の県立中学校などで使用されている扶桑社版の歴史教
科書について、「記述の誤りが14カ所あり、(今春の検定に通った) 改訂
版でも5カ所残っている」と指摘した。

 

この高嶋教授は「太平洋戦争での沖縄戦の開始時期を45年4月と記述してい
るが、実際には3月下旬から始まっている」など誤りが14カ所あると指摘し
ている。揚げ足取りとしか言いようの無い、正に言いがかりである。本島への
上陸が4月1日であるわけで、何処に基準を置くかを考えれば4月で別におか
しな話ではない。日付にこだわる理由が理解出来ないのだが・・・

 

第一、高嶋教授は検定中だった扶桑社の白表紙本が流出しているとして、記者
会見の席で、入手した全文のコピーを「貸与」名目で報道陣に配布するという
検定制度を蔑ろにする行為を犯しているのだ。扶桑社版の教科書をつぶすため
にはありとあらゆる手段を講じているようだが、国立大学の教授がして良いこ
となのか甚だ疑問である。まぁ焚きつけ役は何処にでもいるということか。