外務省は日本の中学校歴史教科書のうち、近現代史に関する記述を英語、中国
語、韓国語に翻訳し、8月上旬からホームページで公表する。主に、中国や韓
国の人々を対象に、「戦前の軍事的な行動を賛美するような教科書は一つもな
い」(町村外相)ことを示す狙いがある。今春の教科書検定に合格した8社す
べての教科書を対象とし、近く民間の翻訳会社に翻訳を委託する。

 

難癖をつけてくる中韓のためにここまでしなくてはならないのか、かなり首を
かしげてしまう対外的な歴史教科書「対策」であるが、批判を封じ込めるには
ここまでしても足りないかもしれない。軍事的な行動を賛美する記述がなくと
も、中韓が主張するところの旧日本軍の蛮行の記述が無いといった具合に、む
しろ記述の追加を求めてくることになるだろう。だが、少なくとも読んでもい
ないのに、相応しくない教科書扱いする連中への返答にはなる。

 

まずは中身を読めと言う、外務省から中韓へのメッセージは届くのか、また効
果のほどはどの程度なのか、ある意味期待して良さそうだ。これを見ようが見
まいが中韓からの言われ無きカウンターパンチは必ず届くであろうが、うまく
いなしてクロスカウンターを見舞って欲しい。歴史認識の強要は断固として撥
ね付けて当たり前なのだ。その辺をお忘れなきように。