朝日新聞は29日夜、東京・築地の東京本社で緊急記者会見を開き、NHK番
組改変報道問題で、同社の内部資料が流出した可能性が高いことを明らかにし
た。それによると8月1日発売の「月刊現代」に「衝撃スクープ 証言記録を
独占入手!」などのタイトルで掲載される記事の中で、朝日記者とNHKの松
尾武・元放送総局長、自民党安倍晋三幹事長代理、中川昭一経産相の質疑応
答が、朝日新聞が今月25日の検証記事で掲載した一問一答の内容と酷似して
いる上、より詳細になっていた。

 

会見では、具体的にどのような資料が流出した可能性があるのか説明せず、取
材時の録音テープの有無については「明らかにしない」と答えた。内部資料の
流出があったにしては今日の社説が「個人情報 楽天的ではいられない」と楽
天の個人情報流出を「ネタ」にしているあたりが事態のドタバタ感をさらに演
出している。録音テープの有無を聞かれて「明らかにしない」と言ったら「有
ります」と言っている様なものなのだが・・・朝日が何よりも大事にしている
コンプライアンス」とは如何なるものか、この一点で理解出来るわけだ。