社民党横光克彦副党首兼国会対策委員長は9日、同党を離党する方針を固め
た。既に福島党首に離党の意向を伝えた。横光氏は9日、大分県内で後援者に
説明したうえ、午後、大分市内で記者会見して表明する。横光氏は民主党の公
認を得て、衆院大分3区から出馬する方向となっている。横光氏は前回衆院選
で大分3区で落選し、比例九州ブロックで復活当選したが、今回社民党で戦う
のは難しいと判断したと見られる。党幹部の離党は社民党に打撃となりそうだ。

 

社民党と言う泥舟から、離脱者が現れるのは至極当然のことであろう。前回の
総選挙でも選挙区で当選したのは沖縄2区の照屋寛徳副党首のみと言う体たら
くであり、社民党の顔とも言える土井たか子氏ですら選挙区では破れ比例で復
活する恥を晒している。民主党内にも旧社会党系の議員がある程度、勢力を持
っている以上、党職員のリストラを進めているような社民党にいるより居心地
は良いかも知れない。むろん当選出来たらの話ではあるが。

 

さらに社民党の亡霊が、総選挙で甦ろうと画策しているようだ。そう辻本清美
氏である。自身のブログでは『私が小泉さんの就任直後から「総理、総理・・
・」と迫ってきたのは、このような小泉さんの暴走に警鐘を鳴らしたかったか
らです。今日の解散を受けて、今の私に何ができるのか、皆さんの声を聞きな
がら決めたいと思っています。』と書いており、皆さんとは誰を指すのか知ら
ないが、有権者は誰も貴方を求めていない。まず、それを理解して欲しい。