竹島の日を定める条例」を制定した島根県は12日、初の「竹島の日」(2
月22日)の催しの内容を発表した。記念式典「竹島の日の集い」と「竹島
考えるフォーラム」を松江市で開くほか、県庁に1か月間、専用コーナーを設
け、約100年前の県知事視察時に連れ帰ったニホンアシカ3頭のはく製を展
示する。集いでは、澄田信義知事らが条例制定の意義などを語る。フォーラム
では、有識者による竹島問題研究会の委員が竹島を巡る日韓両国の主張などを
解説、参加者の質問に答える。条例は、竹島の領有権を早期に確立するのが狙
い。澄田知事はこの日、「日韓両国が歴史を正しく検証し、理性的な議論を進
めるのが重要」と改めて韓国側に対話を呼びかけた。

 

竹島の日を定める条例が公布・施行されたのが昨年の3月であった。我が国側
から見れば不法に占拠された固有の領土であるから、ちっぽけな島であろうと
も譲るつもりは毛頭無いわけである。終戦のどさくさに紛れて掠め取った韓国
竹島の日島根県議会で可決されると、烈火の如く抗議運動が起き韓国政府
はこれまで厳重に規制していた観光客の独島上陸を解禁すると発表し、3月2
8日には一般観光客が始めて独島に上陸した。観光客が見たのは、物々しい警
備と自然を破壊して作られた護岸やヘリポートであったのは言うまでも無い。

 

竹島の日の意義は、まず竹島は我が国固有の領土であることを示し、さらに韓
国に不法に奪われ今なお占拠されたままであること、これは歴史を正しく検証
すれば簡単に答えの出る話だ。実効支配している韓国側が理性的な議論をする
場にノコノコと出てくるわけがないだろうが、如何に韓国側に非があるのかを
世界に示す程度が関の山ではないか。そうでもしないと、また公称800万部
を誇る朝日新聞の朝刊で「いっそ譲ってしまったらと夢想する」などと書く輩
が出てこないとも限らない。個人の日記ならわかるが、夢想はどうか御自分の
頭の中だけの話にしていただきたいものだ、若宮啓文