小泉純一郎首相は25日午前、参院本会議の代表質問に対する答弁で、自らの
靖国神社参拝問題について「アジア諸国で中国、韓国以外に靖国参拝を批判す
る国はない」との認識を示し、靖国参拝が対アジア外交の障害になるとの指摘
に反論した。同時に、東アジア共同体の形成に向けて積極的に貢献していく姿
勢を強調、「日米関係が緊密であることはアジア外交を戦略的に進める上でも
極めて重要だ」との見解を重ねて示した。また防衛庁の省昇格については「国
民の十分な理解が得られる形で議論が尽くされることが重要だ」との考えを強
調。「引き続き文民統制確保に努めるのは当然だ」と指摘した。

 

小泉首相靖国神社の参拝でアジア諸国が批判しているとすぐに引き合いに出
されるが、実際には中韓の2国のみである。アジア外交の停滞云々とは、要は
この2国との関係がこじれることを意味しているのだ。確かに大東亜戦争にお
いて実際に戦場となり、多くの犠牲を出したアジア諸国もあるだろうが、小泉
首相の靖国神社の参拝に対して表立った批判など今までない。あったのはマレ
ーシアから、日本と中国との関係がぎくしゃくするのは好まないとの、参拝に
対する批判とは言えない程度のものであった。

 

要は政権批判のための材料としてしか靖国神社の参拝を見ていないのであれば
それは英霊に対する冒涜であり、中韓の外圧を笠に着た許すまじき行為であろ
う。靖国神社へ参拝しないと明言した前原代表が、中国脅威論をぶっち上げた
途端に中国要人との会談をことごとくドタキャンされ、決して靖国神社だけが
日中関係の問題でないことを明らかにしたばかりであろう。韓国は中国の尻馬
に乗っているだけであり、放って置けば良い。あくまで英霊に対する慰霊なの
だと中韓以外のアジア諸国にもとことんアピールし、中韓の存在を浮かせてし
まうことも考える時期だろう。いつまでも靖国靖国などと騒ぎ立てて英霊達の
安眠を妨げてはならない。