中曽根康弘元首相、福田康夫官房長官ら日韓協力委員会のメンバーが16日、
韓日協力委員会との合同総会のためソウル入りし、青瓦台盧武鉉大統領と会
談した。盧大統領は、靖国神社の展示館である「遊就館を訪問したい」と述べ、
韓国や中国が軍国主義的だとして批判している遊就館を挙げることで、小泉首
相の靖国神社参拝を間接的に批判した。会談では、中曽根元首相が「日韓関係
は非常にうまく行っている。上部に不協和音もあるが、政治家に解決してもら
う必要がある」と述べたのに対し、盧大統領は「日本にとってアジアとの友好
協力はあらがえない時代の流れだ」と指摘するとともに、歴史共同研究や共同
歴史教材作りの必要性を強調した。

 

では早速遊就館に訪問していただこうではないか。批判として言ったのである
から、まずはご自分の目で見た上で改めて批判すべきであろう。もともと我が
国の内政に対してとやかく言う権利を持たない韓国が、話に聞いて知っている
だけの施設を挙げて「軍国主義」の象徴であると批判する方がおかしいではな
いか。軍国主義とはただでさえ不透明な軍事費を年々増加させ、空母や揚陸艦
のような攻撃兵器の建造を計画している中国のような一党独裁国家こそ相応し
い呼び名である。もし韓国がアジアとの友好協力を求めるのであれば、我が国
はとっくの昔からアジア各国とは友好的関係を築いており、問題があるのは中
韓の両国のみであろう。歴史共同研究などしたところで、完全な一致をみるわ
けもなく徒労に終わるのは目に見えている。彼等が望むのは我が国が彼等の歴
史観を一方的に受け入れる、それのみである。