小泉純一郎首相は27日夜、2006年度予算成立を受け官邸で記者会見し、
中国と韓国が首相の靖国神社参拝を批判、首脳会談を拒否していることに対し
「一つの意見の違いや対立があるからと首脳会談を行わない国はほかにない。
理解できない」と強く反発した。9月の退任までに参拝するかどうかは「適切
に判断する」と述べるにとどめた。自民党総裁選に関連し、自身の後継候補に
ついては「改革の芽がようやく出てきた。これから大きな木に育てないといけ
ない」と指摘した上で、「改革路線をしっかり進めてもらいたい」と明言した。

 

靖国神社をめぐる中韓との対立はいつまで続くのか、やはりそれは中韓靖国
外交カードとして利用しなくなるその日までであろう。特に韓国は過去のほ
じ繰り返しで支持率を上げようとしてきた盧武鉉大統領に、さすがに国民も過
去はいい加減良いから低迷する経済を何とかして欲しいと願っているのではな
いのか。頼みの支持率が20%台となっては反日と言う劇薬を注入したいとこ
ろだが、我が国がよほど韓国を刺激するようなことをしない限り、おいそれと
劇薬を使うことは出来ないだろう。習慣性がつくと以前同じ程度の内容では反
応しなくなる、安易に反日を連発した自業自得の結果ではあるが。

 

今年こそ小泉首相は8月15日の参拝をするのではないかとの予測があるよう
だが、ポスト小泉が引き続き参拝を継続しないことには意味が無い。改革路線
の継承は言うまでも無いことだが、ようやく普通の国になろうとしている中で
中韓に屈する形になるのは大きな禍根を残す。我が国の中で「行けない」場所
を作らないためにも、引き続きの参拝を願うものだ。それは別に敗戦の日でな
くとも例大祭の時期やお盆の時期でも構わないだろう。国のために戦い斃れた
多くの英霊達を慰霊する、そんな当たり前のことが出来ない国になってしまっ
たとあっては泉下の英霊達も涙しているはずだ。