北朝鮮による拉致被害者横田めぐみさんの父滋さんが今月の訪韓を計画して
いることに関連して、韓国の李ジョンソク統一相は3日、滋さんと「会う必要
がない」と述べた。また、北朝鮮金正日総書記が日本人拉致を「告白までし
ながら」問題に対処したことについて「日本での評価が過小化しているのでは
ないか」と、懸念するニュアンスで語った。韓国内外の報道関係者との質疑応
答で答えた。李統一相は、滋さんが望めば会う考えがあるかという質問に「今
のところ会う計画はない。その必要性があるとは思わない」と回答。拉致問題
に対する日本国内での関心や問題の切迫性を「十分に理解する」としたうえで、
金総書記の姿勢への「日本での過小評価」に言及した。

 

冗談でも言っているなら、さっさと統一相など辞めていただいた方が韓国のた
めになるであろう。拉致の実行を指示した人間が認めたからと言って、その後
の対応がロクでもないのであれば、そんな「告白」なんぞは何の役にも立たな
いではないか。それだけ韓国内では拉致問題に対する扱いは低く、波風を立て
ないようするあまりに問題を大きくしたくないのが本音なのだ。我が国が北朝
鮮から拉致被害者を奪還することで、韓国内の拉致被害者家族の存在がよりク
ローズアップすることとなり、韓国政府の非を問うことが出来るだろう。国民
を拉致されていながら、せっせと援助を続ける姿勢は韓国が親北勢力によって
動かさせれていることの裏付けかもしれない。

 

同じ民族とは言え、何故拉致の問題を騒がれるのと困るのであろうか。金総書
記の姿勢を李統一相がどう評価しているかは知らないが、我が国においては不
誠実な対応をとり続ける相手であると認識されている。そうでなければニセ遺
骨などを送りつけてきたりしないだろう。そのような相手が拉致の指示をして
きたのであるから、信用が置けるわけが無い。過小評価などと言われる筋合い
など無いのだ。