埼玉県戸田市の伊藤良一教育長が市議会で、市立小中学校での入学、卒業
式の君が代斉唱で起立しない来賓について「はらわたが煮えくり返る」と
批判していたことが20日分かった。市教育委員会も起立しなかった来賓
の氏名や人数の調査を検討しているという。君が代斉唱をめぐっては、東
京都教委が地方公務員法に基づき、起立を拒否した教員を大量処分してい
るが、来賓に関しては教育委員会に指導権限がなく、調査することになれ
ば極めて異例。市教委によると、今月13日の市議会で「保護者や来賓で
起立しない人がいる」との一般質問に、伊藤教育長が「(事実であれば)
はらわたが煮えくり返る」と答弁。「内心の自由という人がいるようだが、
生徒たちの前で規律を乱すようなことがあってはならない」と述べた。

 

卒業式はいつから特定の思想が支配する場となったのであろうか。偏向教
員だけでなく、来賓までが日の丸・君が代に反対する立場をとるとなると
これは大いに問題である。この教育長がはらわたが煮えくり返ると答弁し
たのも、そのような面を憂慮したためだろう。先日も卒業式を妨害したと
して元教員が威力業務妨害罪で起訴された刑事裁判で罰金刑の判決を言い
渡されている。さらには英語の歌詞で自作の替え歌を作って、その通りに
歌えば君が代に聞こえると言う、何ともアホらしいことに力を注いでいる
輩もいるようだ。そんな暇があるなら生徒達のためにもっと心血を注ぐべ
きではないかと、生徒達の保護者も思うのではないか。そんな教員に教わ
りたくたいはないものだ。大部分の教育現場がこのような有り様であると
は思いたくは無いが、非常に残念な話である。