映画『韓半島』が7月第3週の週末興行成績のトップになった。これで1
0週間もハリウッド超大作に週末興行成績1位の座を譲ってきた韓国映画
は、11週間ぶりにトップに返り咲いた。17日、映画振興委員会の映画
館入場券統合ネットの暫定集計によると、『韓半島』は14日から16日
まの3日間で64万5237人を動員、1位になった。シェアは45.
3%で『M:i:Ⅲ』が公開されて以来、韓国映画の中で最も高いシェアを記
録した。『韓半島』のトップ返り咲きでスクリーンクォーター縮小施行な
どの暗いニュースが続いた映画界は活気を取り戻すとみられる。特に、2
7日には今年前半最高の期待作『グエムル−漢江の怪物−』が公開される
予定でハリウッド作品の攻勢を効果的に阻止できるものと期待されている。

 

いわゆる韓国発の「トンデモ映画」なのだが、あらすじとして韓国と北朝
鮮を結ぶ鉄道の開通をめぐって、日本が1910年の条約を根拠に鉄道の
権利を主張し、日韓が武力衝突寸前までいくという、戦後の日韓関係を全
て無視したような内容に、日本人から見れば何とも言い難い映画なのだ。
むろんたかが映画であると割り切ってしまえば何てことはないのだが、悪
化する日韓関係に便乗したかのような内容には、皮肉にも竹島問題を中心
に関係が悪くなればなるほど、興行収入が増えるのではないかとの予測も
あるくらいだ。約100億ウォンを投入しただけあって、海上自衛隊との
戦闘場面にも韓国国防省が協力しているらしく、そこまでして映画の中と
は言え我が国を打ち負かしたいのかと苦笑してしまう。

 

自分達はいつまでも被害者であると主張するには、韓国はあまりに発展し
すぎた。世界経済の一端を担う先進国として、過度の反日を支持率浮揚に
使ったりすること無く、責任ある行動を示して欲しいものだ。このような
反日映画がいつまでも作られる限りは、やはり日本人からすれば好ましい
ことではなく、嫌韓感情が噴き出すような事態だけは避けねばならない。