福岡市東区海の中道大橋で、一家5人が乗った多目的レジャー車が追突
され、幼い子ども3人が亡くなった事件で、道交法違反容疑などで逮捕さ
れた同市職員が、福岡県警の調べに「複数の店で飲酒した後、ドライブす
るために車を運転した」と供述していることが27日分かった。事故現場
には容疑者の車のブレーキ痕はなく、同県警は酔った状態で運転し、かな
りのスピードが出たままRVに追突したとみて、当時の状況を詳しく調べ
ている。調べでは、容疑者は25日午後9時半すぎ、自宅に近い東区三苫
のスナックで知人男性2人と焼酎を飲んだ。30―40分で店を出ると、
1人の男性とは別れ、もう1人の男性を助手席に乗せ、「ドライブに行っ
た」と供述。スナックの前にも、近くの別の店で飲酒したという。

 

またしてもこのような飲酒運転と言う殺人行為によって、幼い子供が殺さ
れる痛ましい事故が起きてしまった。両親にしてみれば殺されたも同然の
事故であり、容疑者の男性もほんの軽い気持ちでドライブに行こうとして
いたのかもしれない中で、取り返しのつかない最悪の事態を引き起こした。
店をはしごした後にドライブに行こうとする発想が、普通の人間には出来
ないはずだが、同乗の男性も止めることは無かったのだろうか。おそらく
普段も飲酒運転をしていたからこそ、このような行動がとれるのだと予想
されるが、どんなに厳罰を導入してもこの手の無謀運転は無くならない。
そこが法律の限界なのかもしれないが、本来なら起きなかったであろう事
故を未然に防ぐ努力は必要であろう。そうでなければあまりに悲しすぎる。