6日に秋篠宮ご夫妻に誕生した新宮さまの「命名の儀」が、お七夜にあた
る生後7日目の12日午後に愛育病院で行われ、「悠仁(ひさひと)」と
名付けられた。宮内庁によると、「悠」は「悠久」「悠然」などの熟語が
あるように「ながい、ゆったりとした」という意味があり、「ゆったりと
した気持ちで、長く久しく人生を歩んでいくことを願って」命名された。
皇室のお子さまの名は2文字で男子なら「仁」、女子なら「子」をつけ、
天皇の子や皇太子の子は天皇が、宮家の子は父親が命名するのが
慣例となっている。

 

命名とは両親の想いが本当に込められた行いであると、「悠仁」と名付け
られた親王殿下の報に接して改めて感じた。皇室典範の改正の論議があっ
て、思うように発言を許されていない皇室にとって、皇室典範の改正は陛
下の御心であるかのようなデマが飛び交い、改正案の提出寸前まで進んで
秋篠宮妃の御懐妊。そうして産まれた悠仁殿下が物心つく頃には、おそ
らく皇室典範の改正論議について、大なり小なり耳にすることになるだろ
う。名前のようにゆったりとしたお気持ちをお持ちになり、次代の皇室を
担う存在となられて欲しいものだ。