日韓両国政府が排他的経済水域の境界画定交渉を1月中に東京で再開する
方向で調整していることが3日、分かった。複数の日韓関係筋が明らかに
した。日韓のEEZ交渉は昨年9月以来、7回目となる。昨年4月、日韓
両国は竹島周辺での海洋調査をめぐり激しく対立。問題解決のため、6年
ぶりにEEZ交渉が再開された。昨年の2回の交渉を通じ、日本側は海洋
調査に先立ち互いに事前通報する制度の創設を提案したが、韓国の合意を
得られていない。

 

奇しくも北方領土で面積分割案が浮上しているが、我が国を取り巻く領土
問題はそれぞれの国の思惑もあって解決への道は遠い。特に韓国にとって
愛国心の象徴である竹島を譲ることは、朝日新聞の論説主幹のように夢想
だに出来ないはずだ。日韓関係は金大中盧武鉉両大統領のもとで悪化の
一途を辿り韓国内では親日派であることがまるで罪であるかのような風潮
すら感じさせる。我が国が如何に固有の領土であると主張しても、今のま
までは堂々巡りなのも事実であろう。

 

竹島を我が国に取り戻すには国際司法裁判所で争うことが、最も公平な手
段であるが、裁判自体が当事国同士の合意を必要としており、実効支配し
ている韓国がわざわざ乗ってくる必要は無い。まずはEEZの境界を画定
すると言う実をとる。だがこれをもって韓国の竹島領有を承認することで
はなく、解決への入り口であることを知らしめねばなるまい。