学校給食費の滞納問題を巡り、宇都宮市教育委員会が裁判所に保護者への
督促申し立てなどの措置を取ったところ、7カ月間で3分の1が支払うな
ど滞納者が大幅に減ったことが分かった。「払えるのに払わない」家庭が
多いことも裏付けられ、法的措置が全国的に広がる可能性もある。市教委
によると、01年4月〜06年3月の5年間の滞納者は昨年5月時点で計
702人、滞納総額は約3300万円だった。同7月、法的措置を取るこ
とを知らせる文書を全保護者に送ったところ、同11月現在で滞納者・額
は508人、約2670万円にまで減った。一部の支払いに応じたり、支
払いを約束した保護者も数百人に上り大きな成果が上がったとしている。

 

教育再生が安倍政権の重要課題と位置付けられ、学力低下を食い止めよう
と取り組む中で、一部の子供達の親ではモラルの欠如が見られるようだ。
高級車を乗り回しているにも関わらず月数千円の給食費を支払わず、払う
よう催促すると学校に怒鳴り込んでくる、普通では考えられないような真
似を、親が行うのである。もう一度小学生からやり直せればその限りでは
ないが、そのようなことは出来ないわけで法的措置を取らざるを得ないの
が現状だ。給食費すら払えないような家庭は生活保護を受ければ、給食費
生活保護のお金とは別に支給されるため、むしろ経済レベルから言って
払えるのに払わない、そのような親に対して今後とも対策を立てていくこ
とが必要だろう。極めて残念な風潮である。