中国の海洋調査船尖閣諸島周辺の日本の排他的経済水域内を事前通報せ
ず航行し、日本側が抗議したことに関し、中国外務省アジア局幹部は5日
夕、北京の日本大使館当局者を外務省に呼び、「日本側の宣伝への強烈な
不満」を表明した。中国外務省や日本大使館が6日明らかにした。同アジ
ア局幹部は「釣魚島とその付近の島は中国固有の領土であり、争うことの
できない主権を持っている」とした上で、「中国の関係する船舶が近海で
実施する正常な海洋科学調査は中国の正当な主権行使だ」とした。

 

中国と我が国は海を隔てるとは言えども、その海に浮かぶ島々を巡ってぶ
つかり合う関係にある。今回の出来事は中国の海洋調査船尖閣諸島付近
の日本の排他的経済水域内で、日中間の約束である事前通報をせずに科学
調査とみられる活動を行ったことが発端で、日中間の約束を破った中国側
に問題がある。中国の主張は尖閣諸島は中国領であり、その周辺で調査す
るのにいちいち連絡する必要無いと言うものである。もちろん我が国はそ
れに対して抗議を行った。

 

今後はその抗議に対して中国は我が国へ強烈な不満を表明するに至り、自
反中感情を起こさせるような真似をしている。こう言う時にこそ日頃、
日中友好を高らかに謳う連中に前に出てきて欲しいものだが、一向に姿形
が見えないのである。親中派を自認する議員は今すぐ北京に飛び、事情を
聞いてくる。それくらいはやってもらわねば何のための親中か、その力を
見せてはくれないだろうか。