沖縄県仲井真弘多知事が、日本と中国、台湾が領有権を主張する尖閣
島の視察を予定し、中国が中止を求める申し入れ書を県に送付していたこ
とが10日明らかになった。沖縄県や外務省沖縄事務所によると、仲井真
知事は本土復帰後の知事としては初めて「実情把握」などの理由で尖閣
島視察を計画。13日に航空自衛隊の協力を得て、自衛隊機で上空から視
察する予定。

 

仲井真知事の行動は賞賛されこそ非難される言われはない。可能なら陸地
に上陸して欲しいものだが、中国は「(尖閣諸島は)中国固有の領土であ
り、知事の視察は日中関係に悪影響になる」などとして、計画を中止する
よう求める申し入れ書を送り付けており、いったい何様なのだろうか。我
が国固有の領土である尖閣諸島沖縄県に属しており、その県の知事が視
察することは真っ当なことだ。

 

資源のほとんど海外に頼る我が国にとって、シーレーン防衛は文字通りの
生命線となる。東シナ海の安全を保つためにも、沖縄の存在は非常に大き
く、例え尖閣諸島のようにちっぽけな島であっても、決して失うことは出
来ない。そういった意味からも仲井真知事の視察は英断であると言っても
良い。中国の顔色ばかりみてあやふやな態度を取り続けることは、最悪の
事態を招きかねないのである。