TBSは13日、格闘技番組で「ファンの声」などとして紹介したネット
掲示板の映像について、「番組担当者が作成したもの」だったことを明ら
かにし、「紛らわしい映像で、視聴者に迷惑をかけた」と謝罪した。映像
を見たユーザーから「実在しない掲示板では」などと疑問の声が相次いで
いた。TBSは「ねつ造ではない」と否定し、今後は「イメージ映像であ
ることを明確に表示するよう厳しく指導していく」としている。

 

これをTBSの情報操作と言わずとして何と言うのだろうか。映像自体は、
12日に放送した「HERO’S2007開幕戦」で桜庭和志選手を紹介
する際に流れたのだが、映像の掲示板は2chにそっくりなデザインで、
「昔は桜庭に夢中だったのにな。もう一度、夢を見させてほしいな」など
桜庭選手に否定的な書き込みが続いている。TBSは取材に対して「映像
は、桜庭選手に対するファンの声がインターネットの掲示板に掲載された
イメージを伝えるために、番組担当者が作成したもの」としている。

 

晦日の試合で対戦した秋山選手が全身にスキンクリームを塗っていたこ
とが試合後に発覚し、秋山選手の勝利は無効としファイトマネーも没収の
処分が下った。試合自体は一方的なものだったので、試合直後なら否定的
な書き込みが続いたことは予想される。だが秋山選手のルール違反が発覚
した後は、桜庭選手を擁護し支持する書き込みが大半だったのではないか。
このような捏造との疑惑を持たれかねない真似を放送局が行うべきではな
い。再発防止云々の言葉はもう聞き飽きたのだ。