河野洋平衆院議長は15日、従軍慰安婦問題に関する自らの官房長官談話
の見直し論が自民党内に出ていることについて、国会内で記者団に「談話
は信念をもって発表した。あれはあの通り受け止めてほしい」と述べ、不
快感を示した。同談話は従軍慰安婦問題について旧日本軍の関与を認めて
謝罪する内容。

 

どのような信念を持って発表したのか、強制性の確たる証拠も無しに全面
的に認めてしまったからこそ、こうして我が国は他国より言われ無き非難
を浴びているのだ。今さら河野議長の口から談話そのものを否定する発言
を求めるつもりは無いが、少なくともどのような信念を持っていたのか、
それをはっきりとさせて欲しい。単純に政治的配慮の結果であろうとも、
取り返しのつかない事態を招いているのだ。不快感を示す前にやることが
あるのではなかろうか。