第16回統一地方選の前半戦である13都道県知事選と4政令市長選、4
道府県議選、15政令市議選の投票が、8日午前7時から行われている。
投票はいずれも午後8時までには締め切られ、即日開票される。深夜には
大勢が判明する見通しだ。今回の統一地方選は、昨年9月の安倍政権発足
後、初めての全国規模の選挙で、与野党は夏の参院選の前哨戦と位置付け
ている。北海道、岩手、東京、神奈川、福岡の5都道県は、自民、民主両
党が推薦や実質的な支援という形の対決構図だ。

 

前半戦では民主党が小沢代表の相乗り禁止の方針から、対立候補を擁立し
ようとするものの、ことごく断られると言う醜態を晒し、実質的な支援と
言う形で収まっている。これは宮崎県知事選での東国原知事の勝利が無党
派層によるものだとの見方によるものだが、各候補ともに大規模な組織を
持つ政党の支援は欠かせないわけで、形だけでも無党派であるとするのは
果たしてどうなのだろうか、いささか疑問も残る。知事が無党派であろう
とも議会では政党に所属する議員と協力していかねばならない、そういっ
た意味からも完全な無党派とは有り得ないのではなかろうか。