第二次大戦中の従軍慰安婦問題で日本への謝罪要求決議案を米議会に提出
したマイク・ホンダ下院議員は26日、安倍首相の訪米と重なる形で開催
された在米従軍慰安婦支援団体「従軍慰安婦問題のためのワシントン連合」
年次総会に出席した。ホンダ議員は、安倍首相が繰り返し表明している謝
罪はなお不十分との立場を表明、謝罪要求決議案の採択に向けて今後も努
力する方針を示した。

 

このホンダ議員とはいったい何なのだろうか。安倍首相が個人として、そ
して首相としても謝罪をしたと言うのに「安倍首相は個人的な謝罪の意を
表したが、被害者にとってはあいまいな謝罪だ」と一蹴し、公式な謝罪を
しろとさらに要求を重ねる。一国の首相の言葉はホンダ議員が一蹴出来る
ほど軽いものではないはずだ。慰安婦の支援団体での発言のため、パフォ
ーマンスと見ても良いかもしれないが、我が国にとってこれほどふざけた
発言をされてはやはり気分の良いものではない。

 

同じく日系のダニエル・イノウエ上院議員は「残念なのは慰安婦問題をめ
ぐる米国内の動きだ。これまで7人の日本の首相が謝罪をしているにもか
かわらず、こういうことが今後もずっと続くのかと思うと疑問を感じる」
とホンダ議員等の活動に疑問を呈している。きちんとこれまでの経緯を理
解さえしていれば、わざわざ謝罪要求決議案など出さずに済むだ。それで
もなお決議にこだわり続けると言うのはホンダ議員等の背後には、それな
りの組織が付いていると考えるのが普通であろう。