新しい歴史教科書をつくる会」が23日、「『南京事件』と歴史教科書」
と題したシンポジウムを都内で開き、会員ら400人超が参加した。パネ
リストとして中山成彬文部科学相民主党渡辺周衆院議員が出席。中
山氏は「(30万人説などの)大虐殺はなかった。日本人は事実と違うこ
とには反論しないといけない。政府にも申し入れたい」と述べた。

 

多くの疑問が残るいわゆる南京事件について、その真偽を問いただそうと
しようとするには、冷静な判断が必要とされるはずなのだが、もはや南京
事件は「あった」と言うのが前提になってしまっているのが現状であり、
南京の抗日記念館にあるような「30万人大虐殺」が真実であると誤解を
招いてしまっている。故に反論をしようとすれば、虐殺を否定するのかと
烈火の如く批難を浴びるのだ。

 

日本「南京」学会会長の東中野修道亜細亜大教授は南京占領直前から約
1カ月間、人口に変動がない、当時、国際委員会や外交官の公的声明は出
なかった、国民党政府は証拠写真を探し出せなかったなどの根拠を挙げて
いるようだが、抗日記念館に展示されている写真の数々は真偽が不明なま
ま今なお真実であるとされている。間違っていることを間違いだと言って
何が悪いのか、何も言わないと言うことはそれを認めたのと同じである。