第21回参院選の投票が29日午前7時、全国のほとんどの投票所で始ま
った。立候補しているのは、選挙区218人、比例代表159人の計37
7人。改選議席は121で同日即日開票され、選挙区は同日深夜、比例代
表は30日未明までに当落が判明する見通し。投票は、原則午後8時まで
だが、全国の投票所計5万1742カ所のうち、約3割の1万4840カ
所で、投票締切り時間が最大4時間繰り上げられる。比例代表選挙では「
候補者名」か「政党名」を、選挙区では「候補者名」を書いて投票する。

 

泣いても笑っても今日が投票日である。会期延長によって一週間ずれ込ん
だものの、与党に強い逆風が吹く中で、メディアは一様に過半数割れ確実、
退陣ラインなどと実に無責任な報道を繰り返していた。年金問題や事務所
費問題など場当たり的な、言わば「ムード」を作り出すことが果たしてこ
の国のためになるのか、大いに疑問が残った選挙戦であった。予想通り野
党が大勝するのか、それとも与党が惜敗程度でふんばるのか、大勢が判明
するまで時間はさほど多く残されていない。