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民主党の小沢一郎代表は7日午前、党本部で開いた衆参の両院議員総会で
「江田議長も誕生し、今までになかったことが現実のものとなった。与野
党談合して足して2で割る結論を出すのは古き良き時代の手法だ。今の時
代はそういうやり方ではないはずだ」とあいさつ。参院での与野党逆転を
受け、政府・与党と対決していく姿勢を強調した。
一昨年の郵政解散で民主党は壊滅的打撃を受け、さらには偽メール事件な
どで代表がコロコロと変わる低迷の時期にあったのが嘘のように、参院選
の大勝の勢いそのままに与党と対決していく姿勢を示している。ただし、
与野党逆転が実現したとは言え、民主党単独で参院を押さえたわけではな
く、あくまで社民党や共産党、国民新党と連携してその強みを発揮出来る
わけである。そこが民主党にとってもネックなのではないか。
寄り合い所帯と言われる民主党は小沢代表がトップにいることで、一応は
まとまっているものの、国民新党はともかく社民党や共産党とも組まねば
ならないことに反発を憶える議員も当然いるであろう。また、対決姿勢を
崩さず国政を混乱させるだけの手法しかとれないようでは、それはそれで
問題だ。政権交代を至上命題とする小沢代表ならやりかねないことではあ
るが・・・・・