中国の議会にあたる全国人民代表大会呉邦国・常務委員長は16日、北
京入りした逢沢一郎衆院議院運営委員長ら超党派衆院議員訪中団と会談
した。逢沢氏によると、呉氏は15日の全国戦没者追悼式で「不戦の誓い
を堅持する」と表明した安倍首相の式辞を「高く評価する」と述べた。ま
た、同日の靖国神社参拝についても触れ、「閣僚の参拝が1人だったこと
と国会議員の参拝が例年に比べ少なかったことを評価している」と話した。

 

相変わらず上から見たような物言いの中国であるが、他国の一神社にまで
口を出す暇があったら、そのエネルギーをもっと別のところに使って欲し
いものだが、歴史問題は永遠に使えるカード故に毎年この時期が来るたび
に切ってくることだろう。超党派の訪中団もいったい何をしに行ったのか、
褒めてもらいたくて行ったわけではないのだから、靖国神社に誰が行こう
が勝手であると反論すれば良いではないか。

 

だが、それより残念なのは安倍首相始め高市国務相を除き安倍内閣全員が
早々と参拝しないとしたことだ。ここで小沢民主党代表が参拝していたら
面白い結果となったかもしれない。おそらく参院選での大敗北が無ければ
参拝していた可能性は高いが、選挙の結果で行く行かないが決まるのはお
かしな話だ。慰霊のためと言う目的なら、いつ行こうが本来なら騒ぎにな
るはずもなかろう。非常に残念である。