チョコレート菓子「白い恋人」の賞味期限改ざんをめぐる問題で、製造元
である石屋製菓石水勲社長は17日、記者会見し、責任を取って辞任す
る考えを表明した。後任にはメーンバンクの北洋銀行から島田俊平常務を
迎える。石水社長は会見で「当初は辞める必要はないと思っていたが、あ
まりにたくさんの問題が出てきたので、私一人の力ではとても処理できな
い」と述べた。他の役員も大幅に入れ替える予定。

 

北海道を代表するお菓子である「白い恋人」、観光客なら誰もが買ったで
あろうお菓子が賞味期限を改竄されていたとあっては、重大な裏切り行為
と言うほかあるまい。食の安全が問われている中、やってはやらないこと
をしでかした以上は、どれほどの企業であってもそれ相応の制裁は必要だ。
同じ北海道のミートホープの偽装は論外としても、在庫が増える時期の対
策として賞味期限の改竄が11年前から行われていたと言うのは驚きであ
る。経営陣を刷新し一から出直して信頼回復に努めて欲しい。