安倍首相は3日昼、首相官邸で記者団に遠藤氏を任命した責任について問
われ、「責任は私にある。残念だが、農水行政に遅滞がないよう、全力を
尽くすことで責任を果たしたい」と述べ、信頼回復に全力を挙げる姿勢を
強調した。若林氏を後任に起用した理由については、「農水行政に通じて
いる。(環境相時代にも農相を)1か月、兼務してもらった」と語った。

 

またしても農相が、と思ってしまった。もはや信頼の回復云々のレベルの
話ではない、参院選の惨敗の一つの理由として「政治とカネ」の問題があ
ったにも関わらず、同じようなことを繰り返すようでは内閣としての管理
能力に疑問符を付けずにはいられない。任命した方もそうだが、任命され
た方も不始末を抱えておきながら入閣すれば、どうなるかわからないわけ
でもなかろう。わずか一週間で去る遠藤氏は、内閣に大きな傷を残したと
居得るだろう。安倍首相は危機管理の再考をして欲しい。