プロボクシングWBC世界フライ級タイトルマッチでの悪質な反則行為問
題で渦中の亀田家に対し、東日本ボクシング協会大橋秀行会長)が、厳
罰処分の中で最も重い「ライセンスはく奪」も検討していることが13日、
分かった。15日の理事会での緊急討議で具体的な処分を決め、協会の総
意として日本ボクシングコミッションに要望書を提出する。大橋会長は「
はく奪は最悪のケースだが、処分は免れない」としている。

 

「金的に入れろ」「ひじを目に入れろ」などのセコンドの指示がテレビを
通じて放送されてしまった以上、証拠不十分でウヤムヤにすることは不可
能に近い。テレビ局が作り上げたとも言える亀田家がテレビ中継によって
致命傷を負ったことは必然の流れである。JBCは厳正な処分を下すべき
だ、亀田家がこのままのさばることが我が国のボクシング界にとってプラ
スかマイナスかを考えれば答えは揺らぐまい。試合内容が無茶苦茶だった
だけに、情状酌量の余地はもはや無い。