政府は28日深夜、尖閣諸島付近の領海内に中国人活動家が乗っていると
見られる船が侵入したことを受け、外務省を通じ中国政府に対し「尖閣
島は我が国固有の領土であり、このような事態が発生したことは極めて遺
憾で強く抗議する」と申し入れを行った。これに対し、中国側は尖閣諸島
は自国領と主張したうえで「申し入れは受け入れられない」と回答した。

 

尖閣諸島が我が国固有の領土であることは動かしようのない事実だが、こ
うして中国が揺さぶりをかけてくることは今後もあることであろう。その
度に毅然とした態度で中国政府に抗議をし、あくまで我が国固有の領土で
あることを主張すべきだ。もともと交渉のテーブルなど用意する必要は無
く、つっぱねておけば中国が付け入る隙はほとんどないのだ。彼らの狙い
は我が国がつっぱねずに話し合おうと言ってくることなのではないか。

 

話し合いともなれば、もともと根拠の無いはずの主張が一歩前進したこと
を意味する。言うまでもなくこれが既成事実となり、我が国固有の領土と
言う主張が薄れてしまう。そのようなことにならないためにも、誰が政権
を担おうとも原則は守るべきだ。問題となるのは実際に島に上陸をされて
しまった時であろう、まだまだ中国が揺さぶりをかけてくるのは間違いな
いところだ。