急性脳梗塞で16日未明に倒れたサッカー日本代表イビチャ・オシム
督が入院している千葉県浦安市順天堂大学医学部浦安病院には17日朝
から、日本サッカー協会田嶋幸三専務理事、大熊清・日本代表コーチら
関係者が見舞いに訪れた。同病院は「病状などに関する説明は、日本サッ
カー協会を通じてするため、病院側の会見などは予定していない」という。
日本サッカー協会は同日午後5時から記者会見を開いて、オシム監督の病
状について説明する予定。

 

現役の日本代表監督が病に倒れると言う前代未聞の事態に直面した日本サ
ッカー界。予断を許さない状況とのことだが、ドイツワールドカップで惨
敗した日本代表の再生を託されて、「人とボールが動くエレガントなサッ
カー」を推し進めつつ、若手の育成、国内組の底上げ、海外組の再生など
約1年4カ月で日本サッカーを立て直し、南アへの土台を着々と築いてき
た最中だっただけに、オシム監督が倒れた影響は計り知れないものがある。
脳梗塞だけに後遺症が気になるところであるが、まずはオシム監督が回復
することを祈りたい。