文部科学省は4日、問題のギョーザを製造した天洋食品製の冷凍食品を、
07年11月〜今年1月に学校給食で使っていた国公私立の小中学校や幼
稚園などが、少なくとも606校あると発表した。緊急調査の同日午後9
時現在の中間集計で、使用実績は今後も増える見通し。千葉、兵庫両県で
中毒事件の原因となった2種のギョーザを使用した学校はなく、健康被害
の報告はなかった。

 

中国製の食品は排除しようにも排除出来ないのが、この事実からもわかる
であろう。学校給食と言う場ですら中国製が浸透しており、各家庭の食事
となれば言うまでも無い。安くて美味しいとあれば消費者が選ぶのは当然
であり、国産信仰が根強いとは言えども懐具合によっては、中国製を選択
せざるを得ないケースもあるだろう。中国製の食品を輸入しないことには
我が国の国民の腹を満たすことは難しい。そうなると、今後このようなこ
とが起きないためには徹底した原因究明が必要なのだが、現時点では責任
の擦り付け合いに終始しているようにしか見えない。中国政府も北京五輪
を控えているのだから、うやむやな対応をとるのは得策ではないはずだが。