東アジアサッカー連盟の理事会が23日、重慶で開かれ、男子の東アジア
選手権でラフプレーが相次いだ中国と北朝鮮に対して、それぞれ4500
ドル、1500ドルの罰金を科すことが規律委員会から報告された。中国
代表は、17日の韓国戦で5度、20日の日本戦で4度、北朝鮮代表は、
20日の韓国戦で5度の警告を受けており、アジアサッカー連盟の規定を
準用して、罰金を科すことになった。中国のラフプレーについて、日本選
手団が東アジア連盟に再発防止を申し入れた件に関しては、オ・テソン主
審が試合を制御できなかったとの認識で一致。審判の技術向上のため、2
010年に日本で予定される次回大会では担当審判員を対象に講習会を実
施する方針を決めた。

 

カンフーサッカーとまで揶揄されていた中国のラフプレー。何か違う種目
であるかのように振舞う彼らには、当然それなりの制裁措置は必要であろ
う。技術が未熟であるとかならまだしも、サッカーをサッカーとも思わな
いようでは話にならない。ただ単に試合に勝てば良い、と言うプレーは国
内では通用しても国際大会では通用しない。我が国との試合でも、ゴール
キーパーがボールを見もしないで、突っ込んできたフォワードの選手にカ
ウンターのように飛び蹴りをする場面も見られ、普通に考えれば一発で退
場のはずがイエローカードで済まされてしまった。主審が中国人であった
から、それが理由になってしまうのなら悲しいことだ。少しでも改善され
ていくことは東アジアのサッカー界としては望ましい。それが北京五輪
でに間に合うかと言えば、「ノー」であろうが・・・