大阪府門真市の市立第三中学校で今月13日に行われた卒業式で、約17
0人の卒業生のうち男子生徒1人を除く全員が、国歌斉唱時に起立せず、
その多くが斉唱もしなかったことが26日、分かった。式に出席していた
3学年の担任、副担任計11人のうち9人も起立せずに斉唱もしなかった
という。学校側は事前に教員が卒業生に不起立を促した可能性があるとみ
て担任らから事情を聴いており、事態を重くみた府教育委員会も調査に乗
り出した。

 

未だに公教育の現場でこのような愚かなことが起きているとは、驚きを隠
せない。教員が卒業生に不起立を促したのが事実であれば、それは押し付
け以外のないものでもない。学校側の調査では「生徒に国歌の意義につい
て説明し、『式で歌うかどうかは自分で判断しなさい』と指導した」と一
部の教員が話しているらしいが、本当に国歌の意義を正しく伝えたのであ
ろうか。国旗や国歌を軽んじるようなおかしな主張を繰り返したのではな
いか。何故、21世紀になってまでこのような愚行が続けられるのか、教
育委員会は正すべきところはきちんと正して欲しいものだ。