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日本郵船に入った連絡によると、イエメンのアデン沖東約４４０キロのア
デン湾で２１日午前４時４０分ごろ、同社の原油タンカー「高山」が小型
不審船から発砲を受け、被弾したとのこと。原油のほとんどを中東から輸
入している我が国にとって、決して看過出来ない出来事だ。この海域は海
賊行為が多発し、今回の発砲も海賊によるものとの報道が多い。いずれに
しても、大事に至らなくて良かったとしか言いようが無い。原油価格への
影響もあり、ニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は、指
標となる米国産標準油種の５月渡しが時間外取引で一時、１バレル＝１１
７．４０ドルの史上最高値をつけている。まだまだ原油価格の高騰が続く
中で、供給不安によるものであろう。この襲撃は不明な点も多々あるため、
ひとまず続報を待ちたい。