韓国の世論調査機関リアルメーターが9日までに実施した世論調査による
と、李明博大統領の支持率は先週に比べ9.7ポイント減の25.4%と
なり、過去最低を更新した。米国産牛肉の全面的な輸入再開方針を決定し
た李政権に対する国民の反発が強まっており、支持率は盧武鉉前大統領の
任期末期27.9%を下回る水準となった。2月の就任直後57.3%だ
った李大統領の支持率は低迷傾向を続け、就任直後としては異例の低支持
率となっている。

 

期待が大きいと、ちょっとの失敗でもその反動は大きいようだ。盧武鉉
権に失望した国民が、李明博政権に多大なる期待を寄せたのは分かるが、
それにしても就任してから3ヶ月で30%も支持率を落とすのは、少し変
わり身が激しすぎないか。盧武鉉政権で傷付いた米韓同盟を修復するため
か、米国産牛肉の全面的な輸入再開の決定を下したとも言えるが、確かに
直接国民に関係することだけに、反発が強まるのはわからないでもない。
経済に強い候補として、圧倒的な得票率で大統領選を勝利し、順調な船出
となるはずが、思いもかけぬ苦戦を強いられてる。人の移り気はかくも早
いものなのであろうか。