ボクシングジム会長らで組織する東日本ボクシング協会が、協栄ジムと契
約を解除したため同協会預かり選手としての活動を望む申請を出していた
元世界王者の亀田興毅と弟大毅について、申請を却下することが決定的に
なった。同協会が3日、非公式の会合に亀田兄弟の父、史郎氏を同席させ
て事情を説明し、認可は難しいとの趣旨を伝えた。9日の理事会で最終的
に決議される。協会側は史郎氏に対し、過去の協会預かりの事例はジムの
活動停止で所属先が一時的になくなった選手に対する特例的なものであり、
今回は2人の練習場所の設定や試合のマネジメントの責任を誰が負うかな
ど、問題点の多さを指摘した。また、ジム新設での独立や移籍といった今
後国内で活動していくための条件も説明。

 

協栄ジムを事実上追放された状態の亀田兄弟であるが、そのために国内で
の試合が出来ずに、メキシコにて活動している状態だ。東日本ボクシング
協会の預かり選手として活動しようと目論むも、追放された選手を預かる
ような制度では無いときっぱり断られている。すでにテレビ局やスポンサ
ーは亀田家から離れており、再起を目指すには地道な活動をしていく以外
には無いのだろうが、強烈なパフォーマンスでのし上がってきただけに、
いまさら正統派に転向するのは難しいのではないか。メキシコで名を上げ
て逆輸入のような形で凱旋すると言った方向も考えられる。ただ、あのキ
ャラが我が国以外で受け入れられるかは、大いに疑問だが。