北京五輪の体操女子段違い平行棒で金メダルを獲得した中国の何可欣選手
が出場資格を満たす年齢に達していたかどうかについて、国際五輪委員会
が調査を開始する方針であることが分かった。米MSNBCテレビなどが
21日、英紙タイムズの記事を引用する形で伝えた。タイムズなどによる
と、ニューヨークのコンピューター専門家が中国のインターネット検索エ
ンジンを使って何選手が現在14歳であることを示す中国政府の公式記録
にたどり着いたという。同紙は中国にとって「打ち勝つことのできない証
拠」としている。女子体操は小柄な体形が有利とされており、極端な低年
齢化を防ぐため国際体操連盟は競技開催年の年末までに16歳に達しない
選手の五輪参加を認めていない。

 

IOCとしては、これまで提供を受けた資料からは出場資格に何の問題も
ないと言う判断のようだが、その資料そのものがどれだけ信用の置けるも
のであろうか。嘘をつくわけがないとの前提で、話が進んでいるのだとす
ればもはや何でもありではないか。仮に何選手が出場資格を満たしていな
くとも、メダルを獲得した以上、中国はどのような手段を使ってでも守り
抜くはずだが、その一方で国営新華社がウェブサイトで2007年11月
に何選手を13歳と紹介と報じていたことが明らかになり、これも単なる
誤記であると切って捨てるのだろうか。ただ、どうやって年齢を確認する
のか、果たして科学的な方法があるのかはわからないが、そこまで大事に
なるような話でもないはずだ。確かに見た目だけで言えば、16歳にはと
ても見えないわけだが・・・