失言連発で国土交通相を辞任した自民党中山成彬衆院議員が4日、次期
総選挙での不出馬を正式に発表した。これを受け、“後継候補”として急
浮上している東国原英夫宮崎県知事はこの日、出馬についての明言こそ避
けたが、前向きに検討する考えを示した。近く、知事と自民党選対幹部と
の間で会談が行われる。その一方で、任期半ばで県政を放り出すことへの
批判を危惧する声も出ている。「今のところは考えていない」「可能性は
ゼロではない」と、どっちつかずの発言を繰り返してきた東国原知事だが、
少しずつ出馬に前向きな姿勢も見せ始めた。

 

東国原知事は「県民の皆さんが『おまえが行け、宮崎を代表して国で汗を
かけ』とおっしゃるなら、それは意見交換させてもらう」と徐々に前向き
な姿勢を見せているが、果たして国政の場で宮崎を代表しての仕事が出来
るとは思えない。一年生議員が国政の場で国家のためでは無く、宮崎のた
めに働くのはおかしな話であり、それは知事と言う立場に留まった方が遥
かに宮崎のために働けるのではないか。都合良く宮崎、そして県民を利用
した発言なのではないか。この発言で失望した宮崎県民も多いであろう、
国政進出への道が見えてきた途端に、あれこれ理由をつけて県政を放り出
そうとする。どのような大義があろうとも、県政を放り出したことを決し
て宮崎県民は忘れないだろう。