自民党中川秀直元幹事長は21日、大分市で講演し、麻生内閣の支持率
急落に関し、「どんなことがあろうと麻生内閣を支えるが、麻生太郎首相
も国民の支持が反転するよう精いっぱい頑張っていただかないといけない」
と注文を付けた。中川氏は「世論調査に表れているのは『小泉改革以前に
戻ってはならない』という民意だ」と指摘。無駄な行政支出の削減を徹底
することや公務員給与の抑制などを挙げ、こうした政策課題に積極的に取
り組むことが「(小泉改革路線の)逆コースではないという1つの証しに
なる」と強調した。

 

残念ながら麻生内閣の支持率は落ちる一方だが、この数値をそのまま鵜呑
みにしてしまうのも危険が大きい。特にマスコミの悪意を持った報道を続
けており、それらを真に受けて麻生首相は首相の器では無い、と思ってし
まうこともあるだろう。だが、政権が誕生してからまだ数ヶ月ではないか。
本当に政権と言うものをきちんと判断出来る期間なのか、大いに疑問であ
る。支持率が解散総選挙を打ち出す際の基準となるのなら、おそらくマス
コミは徹底して低い支持率であることを、打ち出し続けるだろう。そうし
て解散を封じたまま、麻生首相を叩き続ける。そう言った構図が見て取れ
るのだが、果たしてマスコミ発表の数字を信じている人がどれだけいると
言うのか。そこがマスコミの限界とも言えよう。