韓国国会の外交通商統一委員会が、対馬を韓国領とするための「対馬の大
韓民国領土確認及び返還要求決議案」を同委小委員会に付託していたこと
が14日、分かった。外務省が「日本の領土を守るため行動する議員連盟
総会で明らかにした。同決議案は昨年7月、韓国国会の与野党議員50人
が提出、翌8月に同委員会に付託されていた。同省によると、決議案が小
委員会に付託されたのは昨年12月10日で、韓国の外交通商相は「対馬
に対する領有権主張は適切でない」と明言しているが、審議はまだ、始ま
っていないという。

 

このような要求が国会で真剣に討議されていることに、何とも言えない感
があるが、常軌を逸していると断言して問題は無いだろう。外交通商相が
領有権主張は適切ではないと明言しているのが、唯一の救いと言えそうだ
が、それにしても対馬が韓国領であるとは、韓国風に言えば妄言そのもの
だ。この決議案が可決されれば、我が国は型通りの抗議するのでは無く、
竹島問題を含めた形で改めて韓国と向き合うべきだ。まともな判断をして
くれることを期待したいが、支持率が低空飛行を続ける李明博大統領にと
って歴史問題を政権浮揚の切り札とする可能性があり、未来志向をいつ方
針転換するか気を付けねばならない。歴史問題と領土問題は常に韓国にと
って我が国に対するカードなのだから。